言語は、時刻の読み方や連邦政府の仕組みを学ぶように習得する文化的人工物ではない。それは我々の脳の生物学的構成の一部であり、複雑かつ専門化された技能であって、子どもにおいて意識的努力や形式的指導なしに自発的に発達し、その背後の論理を意識せずに用いられ、どの個人においても質的に同一であり、情報処理能力や知的行動の一般的能力とは区別される。
Language is not a cultural artifact that we learn the way we learn to tell time or how the federal government works. Instead, it is a distinct piece of the biological makeup of our brains. Language is a complex, specialized skill, which develops in the child spontaneously, without conscious effort or formal instruction, is deployed without awareness of its underlying logic, is qualitatively the same in every individual, and is distinct from more general abilities to process information or behave intelligently.

心理学者
スティーヴン・ピンカー
カナダ生まれのアメリカ合衆国の認知心理学者・言語学者 (1954-)。ハーバード大学心理学教授。『言語を生みだす本能』(1994)・『心の仕組み』(1997)・『暴力の人類史』(2011)・『21世紀の啓蒙』(2018) など9冊の一般向け著作で進化心理学と啓蒙主義的人間観を世界的に普及。2020年に言語学会から除名要求の公開書簡、エプスタイン弁護書簡や反ジェンダー本質論など論争も多い在世論客。
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我々が観察する行動は、つねに特定の目標対象あるいは目標状況に「向かって行く」「から離れる」という性格を持つように見える。
-- エドワード・トールマン
行動はもっぱらその時々の状況の要請に応じて形作られるのであって、人が状況を越えて一貫した行動を取るという――根底にあるパーソナリティ特性の影響を反映するという――観念は神話である。
-- ウォルター・ミシェル
心は計算機官の体系であり、我々の祖先が採集生活で直面したような種類の問題を解くために自然選択によって設計されたものである。
-- スティーヴン・ピンカー
記憶とは、自由のように、脆いものである。
-- エリザベス・ロフタス
私は記憶の可変性の権威だとみなされている。裁判に携わる人にこう警告する。記憶は自在に変化し、重ね書きが可能だ。無限に書いたり消したりできる広大な黒板のようなものだ、と。
-- エリザベス・ロフタス
細胞Aの軸索が細胞Bを発火させるのに十分近く、繰り返しあるいは持続的にその発火に関与する場合、一方または両方の細胞に何らかの成長過程または代謝変化が生じ、Bを発火させる細胞のひとつとしてのAの効率が増大する。
-- ドナルド・ヘッブ